東急建設は開発した可搬型木造建物「モクタスキューブ」を、自社の建設現場に設置した。作業所の仮設事務所として使用。平時は事務所、震災などの有事には応急仮設住宅として被災地へ迅速に供給することを想定している。今後も自社の建設現場へ設置し、災害時の要請に迅速対応できる「社会的備蓄」を増やしていく考えだ。
モクタスキューブは、建築基準法に準拠した可搬型の木造建物で、簡易に設置できるのが特徴だ。工場で製作したユニット(1ユニット15平方メートル)を1台の大型トラックで搬送し、現地で連結して設置する。現地作業を削減し少人数、短期間で設置できる。
8月に1棟目を都内の現場、10月には2棟目を静岡県内の現場に設置した。今後もモクタスキューブを製作し、自社の建設現場に設置していく。










