苫東ファーム/クリスマスに向け冬イチゴの収穫が最盛期

2025年12月19日 企業・経営 [6面]

文字サイズ

 苫東ファーム(北海道苫小牧市、舘野隆社長)が生産する冬イチゴの収穫が最盛期を迎えている。イチゴ栽培では国内最大級を誇る4ヘクタールの栽培施設を有し、クリスマスに向け17日からの1週間で約4・2トンを収穫・出荷する予定だ。
 同社は清水建設、富士電機、ウシオ電機、北洋銀行、苫小牧信用金庫、菱中建設の6社が出資して2014年に設立。20年4月に清水建設が連結子会社化した。
 栽培面積4ヘクタールの温室は3区画に分け、計24万4000株のイチゴを育成している。それぞれ収穫にピークが冬、夏、秋になるように時期を変えて定植し、通年での栽培・出荷に取り組んでいる。
 中でも6~7月に定植する冬イチゴは12万株とおよそ半数を占め、最も需要が高まる12月に収穫のピークを迎えるように生産管理している。17~23日は収穫の最盛期を迎え、その9割がクリスマスケーキ用に道内向けに出荷される。