◇仙台市で参加型イベント/スポーツ通じインフラの魅力発信□
プロバスケットボールBリーグとイノベーションパートナー契約を結ぶインフロニア・ホールディングス(HD)は、10月29日に仙台市太白区のゼビオアリーナ仙台で行われた「仙台89ERS」のホーム戦(冠試合、対滋賀レイクス)で参加型イベントを開催した。アリーナには4000人を超えるブースターが詰めかけ、熱気に包まれた空間の中で、スポーツを通じてインフラの魅力や社会を支える力を楽しく発信した。
イベントのテーマは「バスケとインフラでハイタッチ!」。HD傘下の事業会社が創意工夫を凝らしたブースを出展し、前田製作所は人気の「かにクレーン」のアームにバスケットリングを取り付けた特製ゴールでシュートチャレンジを実施。子どもたちはもちろん、大人も笑顔で挑戦し、試合前から長い行列ができた。このほか、指定ポイントにボールをドリブルするチャレンジ企画や、前田道路の補修材「マイルドパッチ」の実演展示など、インフラの世界を身近に感じられるコーナーが並んだ。
試合前には、前田建設の坂西将徳常務執行役員東北支店長がコート上で紹介された。
坂西支店長は「人口減少が進む中で、地域のにぎわいをどう生み出すかが大きな課題だ。建設産業とバスケットボールを結び付けることで、世代を超えた交流を生み出し、地域に新しいエネルギーを吹き込みたい」と語った。さらに「ブースを訪れたファンから『かにクレーンや舗装材を初めて知った』という声も多く寄せられた。地方を盛り上げるとともに、建設業やインフラの大切さをもっと多くの人に伝えたい」と力を込めた。
インフロニアHDは、Bリーグの2025~26シーズンに合わせ、親子で楽しめる全国イベント「INFRONEER B・Hi TOUCH」を16会場で展開予定だ。アリーナ整備などの建設事業にとどまらず、全国41都道府県に根付くプロクラブと連携し、「スポーツ」と「インフラ」が交わる場を各地に創出する。
バスケットボールの持つスピード感と情熱、そしてインフラが支える安心と持続性。その両輪を通じて、地域の未来に新しいつながりと希望を生み出していく。










