パシフィックコンサルタンツは、社外に専属チームを置いて新技術を生み出す「ラボ型開発」を始動する。同社先端技術センターに10月1日付で設けた「オプション創造室」を拠点に社外リソースを活用した技術開発に力を注ぐ。
オプション創造室は虎ノ門ヒルズのインキュベーションセンター・ARCH Toranomon Hills(ARCH)に設置している。長期的な開発目標を全社で共有しながら短期集中型の技術開発に取り組む。当面の重点テーマは▽災害レジリエンス▽社会インフラマネジメント▽ナレッジマネジメント▽GX▽データマネジメント-の五つ。開発責任者(テクニカルディレクター)の下に専任スタッフを配置。PoC(概念実証)から実装、成果の獲得まで全プロセスでフィードバックを繰り返し深度のある開発に取り組む。
大本修社長は5日に開いた開所式で「ソリューションを共創するパートナーとの接点が作れる場所になる。腰を落ち着けて取り組んでほしい」と成果に期待した。










