きんでんグループは、2026年9月に中国・上海で開催される第48回「技能五輪国際大会」に、日本代表として4職種の選手を送り出す。対象は電工と情報ネットワーク施工、配管、再生可能エネルギーの4職種。電気設備業界で同じ企業グループの選手が国際大会の4職種に同時出場するのは初めてとなる。
愛知県常滑市の国際展示場を会場に開催された「第63回技能五輪全国大会」(10月17~20日)では、きんでんの安立龍矢選手(電工)と床枝航太選手(情報ネットワーク施工)、グループ会社・西原工事(東京都江東区、西村修一郎社長)の末永基選手(配管)が金賞を受賞し、国際大会への出場権を獲得した。
再エネ職種は3大会連続で国際大会出場が確定済み。12月に代表選手が決定する予定だ。今後、教育施設の「きんでん学園」(兵庫県西宮市)などで訓練を重ねる。
きんでんの上坂隆勇社長は、10月28日に開かれた取締役会で全国大会出場選手を表彰した。ねぎらいの言葉を掛けつつ、国際大会の出場選手に「訓練に一層励んでほしい。引き続き『チームきんでん』として全力でサポートしていく」とエールを送った。
同社は国際大会で、電工と情報ネットワーク施工、再エネの3職種で計12個の金メダルを獲得している。上海大会では新たに配管を加えた4職種の制覇に“オールきんでん”でチャレンジする。









