大阪府豊中市は、「旧豊中市立庄内さくら学園中学校跡地活用事業」の公募型プロポーザルで、三菱倉庫を代表とするグループを優先交渉権者に選定した。プロポーザルには4者(うち1者が失格)が参加した。2026年春~27年春に解体・開発工事を行い、同夏~28年夏に建築工事を実施。同秋の開業を想定している。
グループには三菱倉庫(事業統括、施設所有)のほか、イチケン(建物設計・建設)、ルネサンス(スポーツ施設賃借・運営)、シアターワークショップ(導入機能に関する業務)、BEACH TOWN(同)、神戸ダイヤメンテナンス(施設維持管理)が参画する。
市は「豊中市南部地域活性化構想」「同基本計画」に基づき、23年3月に廃校となった旧豊中市立庄内さくら学園中学校(野田町8の1、敷地面積約2・1ヘクタール)についてスポーツ振興施設を中心としたこども関連施設、生活利便施設(商業、医療など)などで構成するにぎわい施設としての活用を目指している。
同者の提案では、「みんながつながるアクティブコミュニティ」を施設コンセプトとし、総合型スポーツクラブ(S造2階建て延べ2864平方メートル)や商業棟2棟(S造2階建て総延べ6643平方メートル)、屋内スタジオ・地域交流スペース(S造平屋414平方メートル)や芝生広場(敷地面積約2500平方メートル)を整備する。
敷地内には校舎(RC造4階建て延べ6604平方メートル)や体育館(RC造2階建て延べ1280平方メートル)が現存。用途地域は第1種住居地域(建ぺい率60%、容積率200%)。土地には事業用定期借地権を設定し、約35年間の契約を結ぶ。







