凜/ピーエス・コンストラクション経営企画室・牧村彩さん

2025年12月1日 人事・動静 [18面]

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 ◇迷った時こそ、自分の軸を大切に
 経営企画室に配属されて3年目を迎えた。組織の橋渡し役として多岐にわたる業務を担い、2025年度に始動した中期経営計画の進捗に細やかに目を配っている。経営陣の意向をくみ取りつつ、現場にも寄り添い、確かな成長につなげることに心を砕いている。
 仕事で最も大切にしているのは、自分自身に正直であること。「疑問や分からないことがあるときは、一つずつ解消しないと前に進めない」との思いが常にある。経営層や現場部門の幹部らと直接向き合う機会が多い。だからこそ、課題や改善策で率直に意見を交わすよう心掛けている。
 入社8年目。キャリアの起点は大阪支店管理部総務グループだった。給与処理や社宅・現場宿舎の手配、採用など幅広い経験を積み、学びを今の業務に生かしている。後輩や学生には「仕事や就職で悩んだときこそ、自分が譲れない『軸』を大切にしてほしい」と伝えたいと感じている。
 将来、結婚や出産を経ても「定年までピーエス・コンストラクションで働き続けたい」と思っている。女性社員がまだ多くない現状を受け止め、ロールモデルとしての役割が自身に求められているとも感じている。それでも「誰もが活躍できる職場づくりに励み、良い意味でロールモデルを不要にしたい」と真っすぐ前を見据える。休日はコンサート鑑賞やサッカー観戦を楽しみ、気持ちをリフレッシュしている。
 (まきむら・あや)