日建連/日建連表彰2025表彰式開く/BCS賞15件・土木賞12件の受賞たたえる

2025年12月2日 行政・団体 [1面]

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 日本建設業連合会(日建連、宮本洋一会長)は、建築、土木両分野を対象にした「日建連表彰2025」の表彰式を11月28日に東京都千代田区のホテルニューオータニで開いた=写真。国内で建設した優良建築物を表彰する第66回「BCS賞」は15件、土木分野の優れたプロジェクトや構造物を表彰する第6回「土木賞」は12件を選定。宮本会長が関係者に表彰状を授与し、功績をたたえた。
 冒頭、宮本会長は「建設業関係者の間で日建連表彰の価値が高まってきていることを大変うれしく思う。建設業界を代表する表彰制度として定着、発展するよう一層の研さんを積み重ねる」と語った。来賓の金子恭之国土交通相は「素晴らしい作品が社会的資産として地域に愛され、末永く活用され続けることを期待する。高い技術力を内外に知らしめ建築土木業界への入職や定着につながっていくことを願う」と述べた。
 BCS賞と土木賞の選考委員を代表し、早稲田大学理工学術院建築学専攻の有賀隆教授と京都大学の木村亮名誉教授が講評した。
 受賞者を代表し「SAGAサンライズパーク(SAGAアリーナ、SAGAアクア、SAGAスタジアム、ベデストリアンデッキ)」でBCS賞を受賞した山口祥義佐賀県知事は、建設に携わった6626人の銘板がSAGAアリーナの横にあると紹介。「子どもたちが誇りに思えるような環境をつくっていきたい」と喜びを語った。
 続いて「日比谷線虎ノ門新駅(仮称)設置に伴う土木工事」で土木賞を受賞した東京メトロの小坂彰洋社長は、「今後も国民生活と経済活動を支える社会基盤を創出し、より豊かな生活の実現に貢献していく」と話した。