きょう1月26日は「文化財防火デー」。1949年のこの日、法隆寺(奈良県斑鳩町)の金堂が火災に見舞われ、7世紀末~8世紀初めに描かれた壁画が焼損する惨事を教訓に制定された▼境内の収蔵庫に保管されている焼損壁画は原則非公開だが、ウェブサイトで火災前の壁画を見られる。35年に撮影した写真ガラス原板のデジタル画像が公開されており、東アジア仏教美術の至宝とうたわれた金堂壁画を鑑賞できるのは貴重だ▼今年は2019年10月に焼失した首里城正殿(那覇市)の復元工事(発注=内閣府沖縄総合事務局、施工=清水建設・國場組・大米建設JV)が秋の完成に向けて大詰めを迎える。正殿には火災を二度と生じさせないため、歴史的空間や景観に配慮しつつさまざまな防火対策が講じられる▼今回の復元プロジェクトは「見せる復興」がテーマに。施工中の模様を見学できるよう工夫され、復興への軌跡が分かる情報も広く発信されている▼そうした復興プロセスの公開で、文化遺産の保存・継承に対する国民の関心も高まるだろう。「令和の復元」でよみがえる正殿が後世へ悠久の時を刻み始める。









