四国整備局/四国インフラDX人材育成センター(高松市)が完成

2026年1月28日 行政・団体 [9面]

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 四国地方整備局がデジタル技術の知識習得の場として整備してきた「四国インフラDX人材育成センター」が完成した。四国技術事務所(高松市牟礼町牟礼1545)1階試験室を改修。318平方メートルのスペースにマルチディスプレーによる遠隔建設機械シミュレーターやドーム型スクリーンなど最新機器を設置。体験型コンテンツを通じ、デジタル技術を活用できる人材の育成に役立ててもらう。
 2月2日の開所を前に26日、センター内が報道関係者に公開された。同様の施設は全国の地方整備局に開設されており四国が最後となる。田中元幸四国技術事務所長は「(最後ということもあり)他の整備局が導入している装置はほぼ備えている」と説明。四国独自の体験型コンテンツとして、4D設計データを活用した疑似体験ツールを導入した。各種工事の設計、発注、実施段階を時系列で体験できる。田中所長は「設計と施工現場の不一致など過去の事例に学び、お互いを意識した業務になれば」と期待を込める。
 ドーム型スクリーンでは橋梁点検などに用いるドローンの視点を体験可能。3D測量体験、スマートグラスを活用した建設現場の遠隔臨場体験、バーチャル空間での工事事故の疑似体験、パワーアシストスーツの装着もできる。3Dプリンターの実機展示もある。
 建設関連団体などが四国技術事務所の設備を使った講習会などを開催しており、新センター活用により講習内容のさらなる充実が期待される。建設業界に従事する技術者のほか、学生や一般も広く受け入れる。
 体験施設の利用は無料。利用時間は平日の火曜、水曜、木曜の午前10時~正午、午後1~3時。1時間単位の完全予約制となる。「令和7年度四国インフラDX人材育成センター整備外工事」は大成ハウジング四国が手掛けた。