回転窓/マンションに新しい住民?

2026年1月28日 論説・コラム [1面]

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 自宅マンションで、茶トラ猫を見かけるようになった。毛並みが良く、耳の先がカットされているので、元は家猫だったのだろう。最初の頃は、住民が通るたびに身構えていたが、慣れもあってか、いまでは〈ニャー〉と鳴きながら寄ってくる▼同じマンションには保護猫活動をしている住民がおり、可能な限り朝夕にエサを与えているようだ。日なたで丸くなって眠る姿は愛くるしく、近隣住民が“にゃん語”で話しかける光景も、ほほ笑ましい▼心優しい飼い主の下で平穏に暮らす猫がいる一方、行き場のない野良猫も少なくない。環境省の調査によると、殺処分される猫は4800匹を超え、半数以上が子猫という▼捨てられた猫を引き取って保護する団体もあり、さまざまな方法で猫が暮らしやすい環境づくりに力を注いでいる。動物好きな人に保護した猫を紹介するサービスもある。人に癒やしを与えてくれるペット。だがその陰で、飼育能力の限界を超え、犬や猫を手放すケースも後を絶たない▼飼う以上、当然ながら責任が伴う。一時的な気分だけで判断をせず、生涯を見届ける覚悟があるか、自分に問うべきだろう。

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