回転窓/温暖化と豪雪

2026年1月30日 論説・コラム [1面]

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 今シーズン最長の強い寒波の影響で、21~26日に日本海側を中心に積雪が一気に増えた。昨日から再び冬型の気圧配置が強まっている。大雪や路面凍結による交通障害に警戒し、着雪やなだれに注意を払いたい▼極端な寒波の南下と海からの水蒸気の供給が重なると、短期間に甚大な雪害をもたらす「集中豪雪」が頻発する。温暖化が進み雪の総量は減少傾向だが、海水温上昇により大気中の水蒸気が増加し、大雪の発生は増えているそうだ▼温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」から米国が27日正式に離脱。トランプ政権が発足直後の昨年1月27日に国連へ通告し、規定によりこの日に確定した。今年1月にはパリ協定の前提となる国連気候変動枠組み条約からも離脱する方針を示した▼米国は温室効果ガスの排出量が中国に次ぐ世界2位で、各国が連携し効果を上げてきた対策に大きな痛手だ。平均気温の上昇を産業革命前から1・5度に抑える国際目標の達成もより困難な状況になろう▼「脱炭素は意味がない」との意見もあるが、一人一人が意識し脱炭素社会に目を向けた取り組みは決して無意味でない。努力を続けていきたい。

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