国、自治体、建設業界一丸で除排雪に尽力/東北整備局が除雪機械を貸与

2026年2月10日 行政・団体 [8面]

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 1月下旬からの記録的な大雪を受け、国、自治体と建設業界が一体となって除排雪に尽力している。東北地方整備局は青森県、秋田県、山形県の自治体に除雪支援を展開。3県の10市町に除雪機械計41台を貸与するとともに県と連携し「スクラム除雪」を実施した。特に積雪量の多い青森県の建設業協会では、県の要請を受け、比較的降雪が少ない自治体から延べ300台以上のダンプトラックをあっせんしている。
 東北整備局は、3県が豪雪災害対策本部を設置したことを受け、連絡調整会議を開催。国、県、所管事務所が参加し、運搬排雪などの実施状況を共有した。同会議に基づき青森県の青森市、弘前市、鰺ケ沢町、平内町、秋田県の大館市、北秋田市、山形県の山形市、酒田市、新庄市、舟形町に除雪機械を貸し出している。東北整備局では「自治体からのニーズを聞き取り、国、県が連携して自治体支援を継続する。スクラム除雪などの要請があれば適宜対応していく」としている。
 青森県ではJR線の運休が相次ぐ中、青森市や周辺自治体で交通渋滞が発生。ダンプトラックによる排雪輸送を集中的に行っている。さらに、青森市と藤崎町でスクラム除雪を実施するとともに市町村の除雪を県が担う「代行除雪」は鹿内組(青森市)と佐藤惣建設(弘前市)が担当した。板柳町は、同町建設業協同組合などに協力を要請し、一斉排雪で生活道路の通行を確保した。
 秋田県では、県北部を中心に平年の2~3倍の積雪になり、県南部などから除雪ダンプや重機を応援に回している。6日は北秋田市旧合川地区で県と市が県内初のスクラム除雪を実施した。9日から10日にかけては、大館市内の国道7号でスクラム除雪を行う。県内の建設会社も4日から大館市、北秋田市、上小阿仁村の3市村に延べ39台を応援に送り、集中的に作業している。
 山形県は大雪により尾花沢市などで家屋の倒壊などが発生するとともに、除雪中の事故も多発している。スクラム除雪は現在、国と県が調整中だ。山形県建設業協会では要請に備え、対応可能な体制を整えている。