兵庫県/コウノトリ但馬空港(豊岡市)の防災機能強化/ターミナルビル更新など

2026年3月6日 工事・計画 [16面]

文字サイズ

 兵庫県は2026年度、コウノトリ但馬空港(豊岡市上佐野)の防災機能強化に本格着手する。26年度当初予算案に事業費1億60百万円を計上。災害対応拠点としてターミナルビルを更新強化するほか、大規模災害時に被災地支援のために物資などを受け入れるための機能を拡充する。法定基準に基づき、滑走路端安全区域(RESA)の拡張に向けた実施設計も行う。
 空港の事業継続計画「A2-BCP」を踏まえ、災害発生時に滞留者や避難者の安全を確保できるよう、ターミナルビル(S造2階建て延べ2255平方メートル)を更新する。建物の改修や、非常用発電の確保、空調設備の更新などの実施設計費に6000万円を盛り込んだ。27年度以降に改修工事に着手する見込みだ。
 このほか、給油施設や給油車の更新、救援機の点検・整備を支援する格納庫(S造平屋720平方メートル)の修繕も計画する。
 南海トラフ地震の発生を想定し、被害が少ない日本海側の空港間の連携で、物資や支援要員を中継拠点として受け入れる体制を整える。但馬空港に就航する航空機「ATR-42」(定員約50人)を最大限に活用するため、滑走路(延長1200メートル)の両端にあるRESAをそれぞれ50メートルずつ拡張する。実施設計費に1億円を計上している。
 現行のRESAの両端がのり肩と近接していることから、拡張に当たって新たに盛り土造成が必要となる。土量などは実施設計で算出する。28年度の着工を予定。
 コウノトリ但馬空港(約38ヘクタール)は1994年に開港。但馬空港ターミナルがコンセッション(公共施設等運営権)方式で運営し、大阪国際空港(伊丹空港)との間で朝夕2往復が就航している。