東京都財務局は、都職員向けのワンデーレスポンス実施要領と工事現場環境改善実施要領、業務改善実施要領を策定した。受注者からの問い合わせへの回答を原則「即日回答」とするとともに、受注者が休日や業務時間外に対応せざるを得ない状況を極力減らす「ウイークリースタンス」を標準化する。ノー残業デーの尊重も掲げた。4月1日から発注手続きに入る案件に適用する。
ワンデーレスポンスは土木工事、土木設備工事、土木設計・土木設備設計、測量・地質調査、土木関係計画・調査業務を含む工事監督補助業務を対象とする。情報共有システムやウェブ会議システム、遠隔臨場などを活用。受注者からの問い合わせ、協議などは原則即日回答とし、すぐに回答できない場合は「回答期限」を設定する。ただ即日回答よりも回答の確実さを重視。重要な判断が必要な場合は、部署内の統一見解の確認や上部部局に相談し、その後回答する。
工事現場と業務の「環境改善実施要領」ではウイークリースタンスの実施に向け、発注者が考慮すべき項目を定めた。工事現場の対象は、災害復旧や維持工事などを除く土木、土木設備。現場技術者の土日や深夜の勤務を減らすため、受発注者が連携して取り組む。依頼日や期日、打ち合わせなどで設定時間に十分配慮する。勤務時間外の連絡は慎む。受注者によって勤務体系に違いがあるため柔軟に対応。工事進行に影響が出ないよう、受発注者が情報共有をより密にし、適切なスケジュール管理を徹底する。ウェブ会議なども活用していく。
業務でもウイークリースタンスを実施する。対象は災害対応など緊急性の高い案件を除く土木設計、土木設備設計、測量・地質調査、工事監督補助業務(土木関係計画・調査業務含む)。工事の要項より踏み込み▽月曜日を依頼の期限日としない▽水曜日は定時帰宅を心掛ける▽土日に休暇が取れるよう金曜日は依頼しない▽昼休みや午後5時以降は打ち合わせをしない▽定時間間際や定時後に依頼しない▽金曜日も定時帰宅を心掛ける-などを明記した。
やむを得ず作業を依頼するケースでは、理由を明確にする。実施に当たっては業務の初回打ち合わせで取り組み内容を双方で確認し、記録に残す。成果物の納入時に予定していた取り組みが実施できたか確認する。







