神奈川県厚木市は、現庁舎跡地に建設予定の新たな交流拠点のコンセプト案と基本計画骨子をまとめた。市民からの要望が高かったトップアスリートの試合が観戦できる「みるスポーツ施設」の整備を想定する。プロスポーツやコンサート・イベントなどにも対応できる施設水準と機能を備えた多目的アリーナを目指す。収容人数は5000人以上を見込む。事業手法はPPP/PFIを視野に入れる。2026年度末をめどに基本計画を策定する方針だ。
16日の第4回「厚木市新たな交流拠点検討委員会」で報告した。24年8、9月に実施した市民アンケートの意見などを踏まえ、整備コンセプト案と施設の基本要件案を示した。
コンセプト案では施設整備、まちづくり、施設運営の視点から「みるスポーツ」を軸とした多目的アリーナの整備を目指す。新たな集客機能、エリアのにぎわい創出、防災機能導入、官民連携、異業種産業との連携強化なども掲げた。
施設の基本要件案ではプロスポーツやこれまで誘致できなかった大会・イベントなどが開催可能な施設水準、大型車両が乗り入れ可能なフロアの耐荷重を確保できる土間コンクリート仕様にするとした。選手やメディア関連室の確保、大型映像装置の設置が可能な天井の荷重確保、周辺施設と連携したエリア価値向上の仕組み構築なども挙げた。
民間活力を最大限活用した持続可能な運営体制を構築するため、施設の設計段階から民間のノウハウや創意工夫を反映する、運営重視の施設を目指す考えだ。
市は小田急本厚木駅の北口に近い中町地区に市役所を移転するため、現庁舎敷地の活用策を検討している。中心市街地ににぎわいや交流を促進するスポーツ・文化・音楽など、多彩な興業が開催できる公共機能の導入を目指す方向で議論。事業手法はPFIの場合、BTO(建設・移管・運営)方式、BT(建設・移管)+コンセッション(公共施設等運営権)方式を検討。設計・施工一括(DB)方式や定期借地+民設民営方式なども含め議論を深める。概算事業費は基本計画の中で示すとしている。PFIを採用する場合は27年度の新庁舎移転に合わせ、事業者を選定する見通しだ。現本庁舎の所在地は中町3の17の17。敷地面積は8686平方メートル。







