西日本高速道路四国支社/徳島道4車線化工事が着々/阿波市場スマートICは最盛期

2026年3月19日 工事・計画 [9面]

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 西日本高速道路四国支社が徳島県内で進める徳島自動車道の4車線化工事が進展してきた。土成IC~脇町ICの約7・7キロ区間(阿波市)では2025年11月に1本目の浦ノ池トンネル(延長178メートル)が貫通。隣接する水田第一トンネル(同540メートル)の掘削が2日に始まった。同区間内の阿波市場スマートICは年内開通を目指し、土工事が最盛期を迎えている。
 3カ所の現場を報道関係者に17日公開した。阿波市場スマートIC工事は鹿島が担当。Dランプと単一断面部の土工が概成し、舗装や施設工事に移った。Aランプは本線橋梁を下越しで交差する複雑な構造となる。当初想定の単純鋼非合成箱桁橋では大規模な仮設構台が必要となり、既設構造物への影響が小さい軽量盛り土擁壁(FCB)に変更。FCBが完了し、剛性防護柵設置に向けた型枠工事などが行われていた。
 連続する3本のトンネルを含む土成工事は青木あすなろ建設・大日本土木JVが担当している。水田第一トンネルは軟弱地山で補助工法を併用。近接するゴルフ場の地表面沈下や1期線トンネルの変形を抑制し、ロードヘッダーで慎重な掘削が進む。17日時点で切羽は約30メートルに到達していた。
 脇町IC~美馬ICの約4・8キロ区間(美馬市)では6本の橋梁を建設中。日本橋梁が上部工を施工する脇大谷川橋は橋長269・8メートルの鋼6径間連続合成2主鈑桁で、2月にすべての桁架設が完了し床版工の準備中だった。1期線に比べ15%程度鋼材を削減できたという。
 池田順一西日本高速四国支社徳島工事事務所長は4車線化事業とスマートICの整備効果を説明し、「供用中の高速道路に面した工事。受発注者一体となり、引き続き現場の安全に取り組む」と述べた。