士会連合会、JIA/JAPANアーキテクト、認定制度創設へ基本合意/28年度運用

2026年3月19日 行政・団体 [1面]

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 日本建築士会連合会(士会連合会、古谷誠章会長)と日本建築家協会(JIA、佐藤尚巳会長)は18日、国際基準に準拠したアーキテクトを認定する制度の創設で基本合意した。両団体が運用する資格のどちらかを保有し、5年以上の建築教育という国際的要件を満たすと「JAPANアーキテクト」(仮)に認定する。2026年度から制度の詳細設計に入り、28年度の運用開始を予定している。
 同日、東京都渋谷区のJIA館で調印式を開き、古谷、佐藤両会長が基本合意書を交わした。士会連合会の「専攻建築士制度」、JIAの「登録建築家制度」を維持したまま、国際的な建築家との同等性を示すJAPANアーキテクト認定制度を創設する。
 1級建築士で「統括設計専攻建築士」または「登録建築家」のうち、5年以上という国際的教育要件を満たすか同等以上と認められる者を認定する。両団体の資格制度は会員外にも開かれており、JAPANアーキテクトも両会いずれかの会員でなくても認定する。専攻建築士認定評議会と建築家認定評議会の代表でつくる「JAPANアーキテクト認定評議会」を創設し、認定を行う。
 制度運営に当たり、日本建築学会や日本技術者教育認定機構(JABEE)と緊密に連携。アジア太平洋経済協力会議(APEC)域内で国際的に活動できる資格「APECアーキテクト」を認定対象に加えることを視野に入れ、建築技術教育普及センターとも適切な時期に協議する。
 両団体は26年度に制度の詳細を詰める。27年度に運営システムの構築などを進め、年度後半にも会員や社会に向けた広報活動を開始。27年10月~28年3月に申請を受け付け、28年度に認定を始める。
 調印後に会見した古谷会長は「若い世代の建築士、建築家が世界に臆することなく、国際的な水準も満たしていることを明示し活躍してもらいたい」と新制度の狙いを説明。佐藤会長も「アーキテクトと表示できるのは大きな意味を持つ。海外クライアントの日本での仕事や、海外でのプロジェクトでアーキテクトと胸を張って言えるようになる」と期待した。