NEDO/薄くて曲がる太陽電池の設計・施工ガイドライン/ビル風考慮し荷重を設定

2026年3月19日 行政・団体 [2面]

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 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、軽量で曲げられるペロブスカイト太陽電池などの普及を後押しするため、「設計・施工ガイドライン」を作成した。屋根や建物の壁面など、従来の太陽電池が設置できなかった箇所に取り付けることができる。ガイドラインでは、設計荷重にビル風などへの考慮を求めた。設置に当たっては、特定の箇所に過度な力が加わらない方法を採るべきだとした。施工時には、必要に応じて高所作業車の導入も求めた。
 「フレキシブル太陽電池を利用した太陽光発電システムの設計・施工ガイドライン2026年版」としてまとめた。ペロブスカイト太陽電池に加え、カルコパイライト太陽電池、有機薄膜太陽電池、薄型結晶シリコン太陽電池など屋根や外壁など、建物に設置するタイプを対象にしている。
 複数の太陽電池パネルを並べた「太陽電池アレイ」を設置する際には、変形によって屋根や他の機器に接触しないよう配慮を求めた。太陽電池アレイの架台と基礎部分の設計で想定する荷重として、▽固定荷重▽積雪荷重▽風圧荷重▽地震荷重-を挙げた。
 パネルに使うシートやフィルムなどのフレキシブル基材は使用目的や部位、環境条件、耐久性を考慮し、安定した品質を持つ材料とするべきだとした。
 パネルの交換を前提に設置する場合は、固定強度を確保しつつ、比較的容易に撤去できる支持方法の採用を推奨した。