◇急性期病院と分譲マンション提案
兵庫県西宮市は、統合移転に伴う市立中央病院(林田町、敷地1万0616平方メートル)の跡地売却先を決める公募型プロポーザルで、社会医療法人甲友会・阪急阪神不動産グループを優先交渉権者に選定した。同グループだけが参加した。急性期病院と分譲マンションを整備する提案が高評価を受けた。提案価格は21億4000万円。
提案によると、既存建物を解体した上で東側敷地(約5400平方メートル)に急性期病院、西側敷地(約4300平方メートル)にファミリー向け分譲マンションを建設する。
病院は7階建てで、容積対象面積が約1万0900平方メートル(建築面積約3000平方メートル)。病床数は160~190床で、現市立中央病院が備える急性期病棟やSCU(脳卒中ケアユニット)、地域包括ケア病棟を継承しつつ、地域の要望を踏まえ回復期リハビリテーション病棟を増床する。診療科目は13科で、1次・2次救急医療に対応する。
分譲マンションは5階建て・容積対象面積約8600平方メートル(建築面積約1900平方メートル)。住戸数は110戸。中央北側敷地に地域に開かれた公園(約750平方メートル)を整備する。
提案審査では、引き渡し後に速やかに施設整備に着手可能な計画や、救急医療の受け入れ態勢の実現可能性が高いことなどを評価。住民参加型のイベント企画など地域貢献も評価対象となった。
4月下旬に不動産売買の仮契約、9月下旬に本契約を結び、10月から12月にかけて所有権を移転する。2027年1月以降に事業着手し、30年12月の新病院開院を目指す。








