近畿整備局/大和北道路専用部高架橋下部工WTO入札公告/技術提案評価SI型初弾

2026年3月25日 工事・計画 [9面]

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 近畿地方整備局は24日、総合評価方式の「技術提案評価型SI(エスイチ)型」を初めて試行する「R8大和北道路専用部高架橋(P38他)下部工事」の一般競争入札(WTO対象)を公告した。申請書と資料の提出は5月15日まで電子入札システムで受け付ける。入札保証金などは6月29日から8月18日までに総務部契約課に納付。同21日に開札する。
 SI型は、技術提案評価型S型で求める通常技術提案に加え、軽微な設計図書の変更を許容した上で、安全性や生産性、工事品質の向上などが期待できる「技術向上提案」を求める。新技術・新工法などを対象に入札価格とは別に費用(公告時点の予定価格の5%が上限)を計上できる。
 参加資格は、一般土木の経営事項評価点数が1200点以上の認定者。自動車専用道路または国道で▽RC造の橋台や橋脚工事▽下部工の基礎形式が場所打ち杭工事-の施工時に車線切り回しの交通規制を実施した実績があることなど。
 工事場所は奈良県大和郡山市下三橋町~美濃庄町。工事内容は延長342メートル、橋梁下部のRC橋脚工(高さ13・3~13・8メートル)4基、基礎工(場所打ち杭径1200ミリで長さ27~33・5メートル)68本、道路改良(車線切り回し)など。主要資機材はコンクリート7000立方メートル、鋼材(鉄筋含む)980トンなど。工期は2029年2月28日までに落札者が設定する。ただし、切り回し道路(車道部)の工期は27年6月28日、同(歩道部)は同9月21日までとする。
 橋梁下部工事は鉄筋が密なPC梁構造でコンクリート打設が難しく、高度な施工技術が必要。現場は国道の上下線に挟まれた狭い空間となり、事故防止と少人数施工での効率化も求められる。このため、技術向上提案のテーマを「橋梁下部工のコンクリート打設時における省力化・省人化技術とその効果」に設定した。総合評価では技術向上提案20点に通常技術提案40点(性能・機能向上など)を加えた60点満点で評価する。
 同工事は建設キャリアアップシステム(CCUS)義務化モデル工事、BIM/CIM適用工事(発注者指定型)などの対象。