トクヤマは25日、セメント・固化材の国内販売事業を太平洋セメントに譲渡すると発表した。同事業と一部の連結子会社の株式を吸収分割方式で全額出資子会社が引き継ぐ。その上で同子会社の全株式を太平洋セメントに譲渡する。
同日開催の取締役会で決議し、太平洋セメントと契約を締結した。譲渡するのはトクヤマ通商(東京都中央区)とトクヤマエムテック(同)の発行済み全株式。承継が完了する2028年度をめどに、セメントと固化材の製造を停止する方向で検討に入る。
トクヤマでセメントの販売事業に携わる社員は、株式譲渡後に一定期間、新会社へ出向し、顧客との取引関係の維持に最大限努める。南陽工場(山口県周南市)で処理している廃棄物は、太平洋セメントがほぼ全量を処理することで合意している。社外から受け入れている廃棄物は、品目ごとに排出元と対応を協議する。
トクヤマが保有するセメントと固化材の製造設備は、窯業・廃棄物系の新規事業への転用も含め、活用方法を検討する。







