埼玉県、NTT東日本/地中空洞の早期発見へ連携協定/光ファイバー網を活用

2026年3月27日 行政・団体 [5面]

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 埼玉県県土整備部とNTT東日本は、「DX推進による建設・維持管理プロセスの変革に関する連携協定」を結んだ。同社の光ファイバー網を活用した地中空洞検知技術などの効果を県管理道路で検証する。締結期間は2029年3月31日まで。
 県庁内で25日に締結式を行った。連携の柱は▽インフラの維持管理における3D点群データの共有、利活用▽地下インフラ情報のデータベース化▽センシング技術を活用した事故・災害の未然防止および維持管理業務の高度化。
 光ファイバー網は地下1~1・5メートル程度に敷設されている。光ファイバーは地中の振動特性を常時計測する。空洞が存在する場合に振動特性が変化することを利用し、空洞の早期発見につなげる。予防保全の強化にも期待する。
 同社は「すべての県管理道路の地下に光ファイバーを敷設しているわけではない。今後、活用可能な道路・地域を絞り込み検証したい」としている。同社が保有する3D点群データを県事業で有効活用する方法も検討する。
 同社は専用車両で走行しながら道路や周辺構造物の情報を高密度な3D点群データとして取得するMMS(モービル・マッピング・システム)で維持管理を実施している。地下インフラ情報のデータベース化に向けた技術支援なども進める。点検業務の効率化と省人化につなげる。