長野県/松本空港ターミナルビルを大規模改修/26年度に基本設計着手

2026年4月9日 工事・計画 [5面]

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 長野県は松本市にある県営松本空港のターミナルビルの大規模改修に着手する。搭乗待合室とロビーの拡張が目的。既存建物の東側に張り出す形で増築する。2026年度に基本設計、27年度の実施設計を予定する。工事期間は未定だが28、29年度の2年または30年度までの3年を想定する。
 所在地は信州まつもと空港東8900ほか。建物はRC造2階一部3階建て延べ約3400平方メートルの規模。1994年に開港し供用を始めた。1階にチケットロビー、2階に出発ロビーと搭乗待合室を配置し、3階が送迎デッキとなっている。
 増築面積は1、2階合わせ約900メートル。ビル内にある空港事務所と運営会社の事務所を移転し、2階の搭乗待合室の収容人数を現在の120人から210人程度に増やし、ロビースペースも拡張する。
 設計業務は運営会社の松本空港ターミナルビル(松本市)が発注する。県は26年度予算に設計費の補助費3570万6000円(税込み)を計上している。発注方式は公募型プロポーザル方式を軸に検討する。県は「実績が求められる業務。全国規模の広い範囲の公募を検討したい」(企画振興部交通政策局松本空港課)としている。概算工事費は未定。
 松本空港は現在、1日5往復10便が就航(8月は同7往復14便)。インバウンドの増加などから利用者が拡大傾向にある。県は25年度に「県営松本空港施設機能強化に係る概略検討業務」を日本空港コンサルタンツに委託。ターミナルビルの増築を核とする機能強化案をまとめた。現在3基設けているエプロンを4基にすることなども検討課題に挙げている。