三菱地所ら/花博跡地にテーマパーク/4ゾーン構成、30年代前半開業へ

2026年4月17日 工事・計画 [5面]

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 三菱地所らが横浜市瀬谷区で計画する次世代型テーマパークの詳細が明らかになった。計画面積は約70ヘクタールで、四つのゾーンで構成する。計画地は2015年に米軍から返還された旧上瀬谷通信施設の跡地。27年国際園芸博覧会(花博、27年3月19日~9月26日)の開催が決まっており、終了後に事業着手する。テーマパークは28年度の着工、30年代前半の開業を予定する。
 事業の名称は「(仮称)旧上瀬谷通信施設観光・賑わい地区開発事業」。三菱地所が事業の計画段階配慮書を作成し、15日に市役所などで縦覧を開始した。全体コンセプトは「世界に誇るジャパンコンテンツとジャパンテクノロジーを活用したワールドクラスの次世代型テーマパーク」。花博の理念を継承し、自然と調和したスマートシティーを実現する。GX、DX技術の導入も目指す。
 跡地の全体面積約242ヘクタールのうち、同事業の計画面積は約70・6ヘクタールとなる。▽テーマパーク(約51・4ヘクタール)▽駅前(約7ヘクタール)、▽公園隣接(約6・5ヘクタール)▽環4西(約5・7ヘクタール)-の4ゾーンで構成する。駐車場は4500台程度を計画。450台程度の駐輪場も設ける。
 駅前ゾーンと公園隣接ゾーンに商業施設を設ける。環4西ゾーンは空港や主要ターミナルと接続するバスターミナルを設置する。ターミナル~瀬谷駅間の地下にシールドトンネルを建設し、バス専用道として結ぶ計画も進んでいる。東名高速道路に新たなIC(30年度供用開始予定)を設け車でのアクセスに対応する。
 環境への取り組みでは、テーマパークゾーン外周に植栽を整備する。敷地内も緑化して生物多様性の確保につなげる。再生可能エネルギーを可能な限り使用し、災害発生時にもエネルギー供給が継続できる環境を整える。
 旧上瀬谷通信施設跡地は1945年に米軍が接収し、15年に全域が返還された。現況は主に農地。横浜市は23年に、農業振興、観光・にぎわい、物流、公園・防災の4エリアで整備する方針を示した。同年に行った公募で、観光・にぎわい地区の事業者に三菱地所を選定。次世代型テーマパークの建設が決まっていた。
 現時点での事業参加者は▽三菱地所(代表企業)▽相鉄ホールディングス▽東急不動産▽東急▽住友商事▽高砂熱学工業▽九州電力▽クラフティア▽大日本印刷▽三菱倉庫▽芙蓉総合リース-の計11社となる。
 テーマパークは開業時で年間1200万人の来場者を見込む。最終的に1500万人を目指すとしている。