千葉県柏市/柏駅東口駅前再整備の検討状況公表/旧そごう跡に交通広場整備

2026年6月3日 工事・計画 [5面]

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 千葉県柏市は、柏駅東口駅前再整備の検討状況を明かした。市が取得予定の旧そごう柏店本館跡地に駅前交通広場を整備し、その上部を公共複合施設にしたい考え。対象施設として市役所、図書館、文化会館を想定している。敷地条件や建て替え条件を踏まえ、同駅周辺の敷地も活用しながら最適な複合パターンの構築を目指す。
 2025年度の「柏駅周辺都市機能誘導方策検討業務委託報告書」「柏駅東口駅前再整備実現化方策検討業務委託報告書」を公表した。周辺都市機能誘導方策では公共施設の再編を検討した。再編対象には▽図書館(必要想定規模約7500平方メートル)▽文化会館(約1万平方メートル)▽市役所(最大4万平方メートル)-の3施設を挙げた。旧そごう本館跡地と柏駅周辺敷地の2敷地での整備を想定する。
 駅前で利用できる旧そごう本館跡地は、敷地面積約5200平方メートル。用途は商業地域で容積率800%、許容延べ床面積約4万1600平方メートル。容積率を最大限活用した場合は15~16階建てとなり、余剰床が生じれば民間施設を導入する。不足する機能は、柏第一小学校や現本庁舎周辺などの駅前周辺敷地(容積率300~400%)に配置する。
 複合パターンは3案を提示。旧そごう跡地に図書館を配置し周辺敷地に庁舎と文化会館を置くA案、跡地に図書館と文化会館を一体整備するB案、跡地を庁舎とするC案を比較評価した。想定工事費は庁舎363億円、図書館68億~73億円、ホール175億~182億円、駐車場36億~102億円。今後は民間ニーズ調査などを実施し、事業スキームの検討を深める。
 東口駅前再整備実現化方策では、交通広場の規模や配置イメージを検討。駅から連続する商業空間と広場を確保できる「南北一体配置案」を有力案とし、3棟のボリュームバランスが良い「高さ均等案」をベースに今後の検証を進める考え。
 交通広場は、旧そごう跡地の有効活用やバスルートの安全性を踏まえ、コンパクトな「アイランド型」や、分かりやすく柔軟性の高い「ロータリー型」などの配置案が望ましいとした。事業手法や収支は、事業推進の各段階で継続的に検証する。