名古屋市は、スポーツ医科学拠点整備に向けた基本構想を公表した。アスリートだけでなく、一般市民がスポーツ外傷・障害等を予防しながら、安全かつ健康的、継続的にスポーツを楽しめる環境を提供する。整備候補地は瑞穂区の旧衛生研究所跡地。瑞穂公園まで徒歩10分程度と近く、パロマ瑞穂スポーツパークとの連携・活用も見込む。本年度は具体的な機能や規模などを検討するため基本計画の策定に着手する。当初予算に3000万円を計上しており、公募型プロポーザルで委託先を選定する。
候補地は瑞穂区萩山町1の22の3。敷地面積は4201平方メートル。建ぺい率は60%、容積率は200%。施設の利用可能床面積は約8400平方メートル。
機能配置案では、入り口近くに診察室や検査室、リハビリテーション室などの医療機能を配置し、スポーツ外傷・障害を抱える利用者のアクセス性と医療系専門職の動線の効率化を図るほか、交流スペースと情報コーナーを設置し、開かれた施設として来館ハードルを下げる。
運動室、研究・データ分析室、動作解析室などスポーツ科学関連機能は、測定と分析を行うために十分な天井高を確保できる場所に配置する。セミナールームはチーム単位の講義などにも対応する広さを確保する。そのほか、スポーツ栄養や心理の相談室やトレーニングルーム、フィットネスルームも設置を検討する。
整備手法は従来手法のほか、設計・施工一括(DB)方式、BTO(建設・移管・運営)方式やBOT(建設・運営・移管)方式などのPFIを想定しており、基本計画の中で適切な手法を選択する。
アジア・アジアパラ競技大会のレガシー(遺産)形成に向けて、大会を契機としたスポーツへの関心の高まりを一過性のものとせず、スポーツ実施率の向上や生涯にわたるスポーツ寿命・健康寿命の延伸につなげるため設置する。
基本構想策定業務は、都市研究所スペーシアが担当した。






