◇設計は日建設計、施工は大林組
関電不動産開発は21日、大阪・中之島の関電ビルディング東側で、木質デザインを内外装の基調としたオフィスビルの建設に着手した。高い断熱性能や環境配慮技術でエネルギー消費を大幅に減らし、設計段階で「ZEB Ready」認証と「CASBEE大阪みらい」の最高評価Sランクを取得。設計は日建設計が手掛け、施工は大林組が担う。2028年11月の竣工を予定している。
同社と関西電力、ダイビルは1997年から、中之島にふさわしい街づくりを目指して「中之島三丁目共同開発」を段階的に進めてきた。I~III期工事は既に竣工し、IV期となる今回のオフィスビル建設が開発の総仕上げとなる。
計画名称は「中之島三丁目共同開発IV期計画」。ビルの規模はS造(木質ハイブリッド構造)8階建て延べ1万0739平方メートル。建物の内外装に木質素材を採用するとともに、CLT(直交集成板)耐震壁など構造面にも木質建材を使い、木のぬくもりと安全性・機能性を両立したオフィス空間を創出する。
空調には堂島川・土佐堀川の河川水を活用した「地域冷暖房システム」を採用。同システムは冷水や温水をまとめて製造し地域に供給することで省エネルギーを実現するもので、大阪中之島美術館など周辺9施設にも導入されている。
ビル建設に合わせて新たな歩行者デッキを整備し、堂島川から土佐堀川までをつなぐ歩行者動線を形成する。緑豊かなプロムナード(歩行者空間)なども整備し、水辺と調和した都市景観をつくる計画だ。






