三菱地所や大阪ガス都市開発、オリックス不動産など9社でつくる共同事業体が23日、大阪市北区のうめきた2期地区で整備を進めているグラングリーン大阪ノースパーク(北公園)「うめきたの森」を報道関係者に公開した。緑に囲まれた親水空間を導入し、生態系の再生と人の活動を両立させる「リジェネラティブ(再活性)」の公園街区が誕生する。2027年春ごろの全面開園に先駆けて、11月20日に開園する予定だ。
開園するのは北公園内西側の約0・9ヘクタール。南側のサウスパーク(南公園)が芝生広場を中心とする開放的な空間であるのに対し、うめきたの森は静けさや癒やしを重視。都市で働く人々が心身をリフレッシュできる憩いの場を担う。
基本設計を日建設計と三菱地所設計、実施設計とランドスケープ設計を日建設計、デザインリードをGGNがそれぞれ担当。大林組・竹中工務店・竹中土木JVで施工を進めている。
園内には幅約10メートル、落差約3メートルの滝や約1400平方メートルの池を整備。エノキやムクノキなどの落葉樹に加え、水生植物を取り入れた「水辺の森」として、日本の四季を感じられる景観を創出する。桜も23本植樹し、季節ごとの変化を楽しめる設計とした。モズをはじめとする野鳥や昆虫など誘致目標種56種を設定し、都心部の生態系ネットワーク形成を目指す。
北公園と南公園をつなぐ延長約350メートルのデッキ「ひらめきの道」を整備し、街区全体の回遊性を創出。グラングリーン大阪北館と同南館、グランフロント大阪北館を直結する。うめきたの森は隣接するイノベーション拠点「JAM BASE」と連携し、スタートアップや企業と実証実験の場としても活用する。
グラングリーン大阪は24年度の南公園の先行街開き以降、延べ2800万人が来訪。三菱地所関西支店の山本晃史グラングリーン大阪室長は「再生型のまちづくりとして、環境と社会、経済の三つの価値を好循環させていく」と開園後の展望を語った。






