三菱地所設計とパナソニックエレクトリックワークス(EW)は24日、システム天井向け「国産木材格子ルーバー」を開発したと発表した。グリッドタイプのシステム天井に容易に組み込める木ユニット。施工性や更新性といったシステム天井の強みを生かしながら、木質感のある天井意匠を実現する。今後さまざまな物件に提案、導入するとともに、製品化に向けたブラッシュアップと販売ルートの整備を進める。
三菱地所設計が長年培ってきた木材活用や天井設計の知見と、パナソニックEWのシステム天井材と照明のノウハウを掛け合わせた。システム天井専用の取り付け金具を開発し、システム天井の構成部材(Tバー)と木材格子ルーバーを一体的に固定。通常のシステム天井と同等の耐力を確保した。
三菱地所設計は新築やリノベーションの設計時、木材格子ルーバーをパナソニックEWによる照明設計とともに提案する。形状や寸法、設置する空間の用途などに合わせて照明器具や照射位置、色温度などを総合的に検討。木の表情を引き立てながら、適切な光環境を実現する。
木材格子ルーバーの製造は、三菱地所らが出資するMEC Industry(鹿児島県湧水町、森下喜隆社長)が手掛ける。東京都港区のパナソニック汐留ビルのオフィス空間に導入。スギ材を使い不燃処理している。コストは在来天井と同等という。
2027年に三菱地所設計の新本社屋、28年には学校建築に導入予定。両社で積極的に提案し、規模や数量を増やすことでコストメリットも引き出す考えだ。






