西松建設ら/新設床版自動架設装置を開発/玉掛作業不要で効率・安全性が向上

2026年6月9日 技術・商品 [3面]

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 西松建設ら3社は、道路工事で新設する床版を自動でつかんで所定の位置に架設する装置を開発した。画像認識カメラを使って新設床版の位置を正確に把握。床版の移動から架設に至る一連の工程を自動化した。作業員による玉掛作業が不要になり工事の効率性と安全性が高まる。実寸大の模擬床版で実証実験し、安全性や性能を検証した上で高速道路リニューアル工事に展開していく。
 装置は日本コンベヤ(東京都千代田区、梶原浩規社長)、オックスジャッキ(中央区、山本將人社長)と共同開発した。4本の支柱が伸縮して床版を所定の位置まで下ろす「せり上げ装置」と、トラックの荷台から新しく設置する床版をつかむ「スプレッダ(把持装置)」で構成。スプレッダには画像認識カメラがついており、カメラと変位計で新設床版の位置を自動検出する。支柱脚部には走行装置があり、施工の進捗にあわせて移動できる。
 架設フローではまず画像認識カメラでこれから設置する床版の位置を検出し、次にスプレッダが床版をキャッチ。床版をつかんだ状態で架設位置の上空まで移動し、旋回して床版の向きを調整する。せり上げ装置の支柱が短縮して下がり、所定の場所に架設する。
 一連の操作はタブレット端末による無線でも操作できる。操作者は床版と一定の距離を保ちながら安全に操作できる。