静岡県、電気通信大学/つり橋型円筒形太陽電池実証実験/発電量と茶葉の成長検証

2026年4月30日 行政・団体 [8面]

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 静岡県と電気通信大学は、ペロブスカイト太陽電池(PSC)を封入した「つり橋型円筒形太陽電池モジュール」の実証実験を開始した。菊川市の県農林技術研究所茶葉研究センター内の茶畑に設置し、発電量と茶葉の成長を検証する。
 PSCを封入した延長約2メートルの円筒形太陽電池モジュールは、太陽の位置に関係なく安定した発電量が得られる。これを一定間隔でつり橋状につなぐことで、電池の間を太陽光や風が通過する。また、つり橋状のモジュール構成とすることで強い風を受け流すことができる。
 強固な架台の設置・撤去工事が不要で、地面が軟らかく急しゅんな茶畑にも設置することができる。県の主要産業である茶の生産現場での脱炭素化の取り組みにもつながる。
 県の2025年度の次世代型太陽電池導入モデル創出業務委託事業に採択された取り組み。実証実験では、発電量を計測するとともに茶葉の成長に与える影響について検証する。結果を踏まえ県と電気通信大学は、県内企業と連携し、つり橋型円筒形太陽電池モジュールの特長を生かしたソーラーシェアリング事業への展開を目指す。