日本橋一丁目東地区再開発(東京都中央区)/総事業費2146億円増額/組合

2026年5月11日 工事・計画 [4面]

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 東京都中央区の江戸橋付近で展開する「日本橋一丁目東地区第一種市街地再開発事業」の総事業費が5088億円となり、当初計画から2146億円増額する。人件費や資機材価格の高騰が影響した。建設業の働き方改革に伴い一部街区では工期を延長。ビル賃貸業を営む地権者への補償費がかさむ見通しだ。ビルの総延べ床面積は当初の38・4万平方メートルから37・4万平方メートルに見直す。
 再開発を手掛ける日本橋一丁目東地区市街地再開発組合が事業計画の変更案を策定した。東京・中央区が21日まで区役所で縦覧している。計画案に対する意見は6月4日まで東京都都市整備局で受け付けている。
 同組合には東急不動産と三井不動産、日鉄興和不動産が参加組合員として参画している。都が同組合の設立を認可した2024年4月時点で総事業費は2942億円だった。
 再開発の計画地は中央区日本橋1、日本橋本町1、日本橋小網町(施行地区面積3・6ヘクタール)。日本橋川に架かる江戸橋を挟んで南側がA、B街区、北側がC、D、E街区に分かれている。
 A街区に建てるビルは地下4階地上40階建て延べ26万8100平方メートルの規模となる。延べ床面積は当初27万4000平方メートルだった。B街区には地下3階地上50階建て延べ10万6300平方メートル(従来は地下3階地上51階建て延べ11万平方メートル)のビルを建設する。
 C~E街区には公共・公益施設を整備する。C街区は平屋135平方メートル(従来は平屋50平方メートル)、D街区2階建て延べ115平方メートル(2階建て延べ150平方メートル)、E街区2階建て延べ215平方メートル(2階建て延べ250平方メートル)の規模の建物となる。
 新たな建物の建築工事期間はA街区が29年4月~34年11月で、B街区は28年10月~35年3月。C~E街区は37年4月~38年6月を予定している。当初計画ではA街区が26~31年度で、五つの街区の中で最初に着工する方針だった。下水道管など既存のインフラが多く、移設に時間がかかることが判明した。再開発エリアでは6月に既存ビルの解体工事に入る。施工は前田建設が担当する。