回転窓/スポーツと防災の基本

2026年5月28日 論説・コラム [1面]

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 警察官からスポーツトレーナーに転職した知人が、ある団体球技のクラブチームで指導を始めた。幼児にも中学生にも「首を振るのではなくて、見るを意識して」と繰り返し伝えている▼知人は指導者教育も踏まえ、多くの団体球技は技術とともに認知と判断、実行の能力が基本と考えているのだそう。状況ごとに最適な動作を選択し、技術を駆使して実行できるのが優れた選手の資質だと聞いた▼状況を正しく見る力は、競技だけでなく命を守る場面でも欠かせない。防災気象情報の提供がきょうから変わる。河川氾濫、大雨、土砂災害、高潮の警報・注意報とともに1~5の警戒レベルが示され、「レベル5 大雨特別警報」のように伝えられる▼切り替えの背景には分かりにくかった情報を、避難行動に直結させる狙いがある。警戒レベルに応じて必要になる行動を直感的に理解してもらい、最善の安全確保を促すことが念頭にある▼自然災害が起こりやすい非常時には、避難所に向かうことにこだわらずに、頑丈な建物にとどまる場面も出てくる。間近に迫る出水期。防災気象情報を正しく受け止め、早めに動くことが命を守る。

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