赤坂溜池地区再開発/26年度内に都計決定/準備組合

2026年6月4日 工事・計画 [4面]

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 東京都港区で準備組合が計画している「赤坂溜池地区市街地再開発事業」が、年度内に港区から都市計画決定を受ける見込みになった。地下3階地上26階建て延べ約10・3万平方メートルのビルを建設するプロジェクト。2028年度に既存建物の解体工事に着手。跡地に建設する再開発ビルは33年度の完成を想定する。準備組合は27年度に都の組合設立認可の取得を目指している。
 事業は赤坂溜池地区市街地再開発準備組合が計画している。建設地は赤坂1(敷地面積6950平方メートル)で、東京メトロ溜池山王駅の南東側に位置する。同駅と地下通路でつなぎ、地上にある横断歩道の混雑を緩和する。地下2階~地上2階を結ぶ立体的なバリアフリー広場も造る。
 計画地の南側は赤坂一丁目地区。オフィスや飲食店が並ぶ、洗練されたビジネスと文化が融合したエリアとつながる歩行者デッキを整備し、駅から周辺街区への円滑な移動を実現する。
 街区内にある幅の狭い道路は廃止し、オープンスペースや歩道状空地を整備。緑豊かでゆとりのあるまちを造る。防災備蓄倉庫と防災センターは2階に配置し、非常用電源は5階以上に設ける。地下1階と地上1階に災害時、計約570人の帰宅困難者が収容できる一時滞在機能を持たせる。
 都市環境にも配慮する。屋上に太陽熱集熱パネル、壁面には太陽光発電パネルを設置する。省エネルギー効果のある中温冷水利用空調システムを導入。熱源の高効率運転を実現する。「ZEB Ready」相当の環境性能確保を目指す。