オリエンタル白石は、ニューマチックケーソン工法の設備配置計画を自動化するソフトウエアを開発し、全社展開を始めた。地上の工事ヤードや作業空間内で使う設備配置案を自動で作成する。従来数日かけて作成していた配置案を、20分程度で算出できる。ソフトには熟練技術者のノウハウを盛り込み、配置計画業務の均質化を目指す。
ソフトは東京大学発のAIスタートアップの燈(東京都千代田区、野呂侑希社長兼最高経営責任者〈CEO〉)と共同で開発した。
自動処理と人の手を組み合わせ、効率化と正確性を両立。対象の現場の図面(DXFファイル)から地上の工事ヤードやケーソンの寸法や形状を読み込むと、受変電設備や掘削重機など、必要な設備配置を出力する。人の手で位置を仮決めし、その後ほかの設備位置を再計算する機能も備えた。配置案はDXFファイルとして出力でき、現場図面としての使用も可能だ。
オリエンタル白石によれば従来、ニューマチックケーソン工法を用いた施工に必要な設備の配置計画立案には多くの時間と労力を要していた。掘削重機や地上に土砂を搬出するシャフト、地上で土砂を受け取る揚重機の位置などが相互に干渉するため、考慮する条件が多い。熟練技術者が数日かけ配置案を作成していた。
同社は今後使用者から改善点などの意見を集め、2028年ころに改良版のリリースを目指す。










