清水建設/耐火材自動吹付ロボットを実用化/生産性1・5倍に向上

2026年6月22日 技術・商品 [3面]

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 清水建設は、耐火被覆材の自動吹き付けロボットを実用化した。タッチパネルで範囲を選択すると、ロボットが梁などに被覆材を満遍なく吹き付ける。約900平方メートルの吹き付け作業で、必要な人員を従来の3人から2人に削減できる。月内に機能を吹き付け作業に限定した改良機を完成させ、都内の大規模現場に試験導入する。
 2025年に開発した「Robo-Spray(ロボ・スプレー)II」を、神奈川県内で施工する公共施設の現場に導入した。実証で過去最大の面積となる約900平方メートルを施工。ロボットはアームやアームの高さを調整するリフター、現場を自律移動する台車で構成する。オペレーターがタッチパネルで吹き付け範囲を選択すると、ロボットが施工位置を自動で合わせ、6軸のアームを駆使して被覆材を吹き付ける。
 今後はロボットの施工効率を最大化する運用体制を構築する。移動や盛り替えの回数が少なく済む大梁などの施工面積が大きい箇所はロボットが作業する。技術的な難度が高い小梁などは従来通り人が施工。ロボットと人で作業対象を分け施工の効率を最適化する。
 吹き付け作業の全自動化に向け、ロボットの改良にも取り組む。自律移動の機能をなくして電動移動に限定し、作業機能も吹き付けに絞る。機能を簡易化して開発コストを削減した改良機を月内にも完成させ、現場に投入する。
 耐火被覆の吹き付けは、これまで被覆材を供給するプラントマン、押さえ工、吹き付け工の3人一組で作業していた。ロボットを使うとプラントマンと押さえ工兼オペレーターの2人体制で施工できる。