三井住友建設は、現実世界と仮想世界を融合するXR技術で、山岳トンネルの施工管理を効率化する計測・管理アプリを開発した。米アップル製のXRゴーグルと組み合わせ、従来は2人で対応していた高所を含む計測作業から帳票作成までを一人で完結。測量機器や高所作業車の設置、計測中の工事車両一時通行止めが不要になり、出来形計測に有効と確認した。
建設テックスタートアップのネクステラス(札幌市中央区、木下大也代表取締役)の協力で、「XR Measure」として開発した。山口県長門市で施工する「令和5年度俵山・豊田道路第2トンネル工事」(発注者・国土交通省中国地方整備局山陰西部国道事務所)の壁面導水シートで性能を確認した。
計測者はXRゴーグルを装着し、対象物の起点と終点を指定するだけで、簡単に距離が計測できる。事前に測量した基準点に基づき、CIMモデルを実空間に重ねて表示すると、設計断面で対象物の計測情報を確認しながら測定可能だ。
計測結果はCAD展開図に自動で反映される。DXF形式の帳票として自動出力され、出来形管理がより迅速で正確に行えるになる。
今後、CIMモデルとの連携強化やトンネル施工管理のデジタル化を発展。計測データの一元化と施工管理のさらなる効率化を目指す。







