東京・中央区は、晴海地区の朝潮運河沿いで連続した歩行者空間を構築するため、年度内に晴海5丁目地区で工事に入る。北東側にある晴海3丁目地区とは環状2号線で分断されている。2号線の下にある既存トンネルを使い、水辺に沿って両地区が行き来できる通路を整備する。植栽で周辺のまちと一体化し、快適に歩ける環境を創出する。整備面積は約4000平方メートル。2027年度までに完成させる。
晴海5丁目地区には20年東京五輪・パラリンピックの選手村として利用後、分譲・賃貸された住宅棟や商業施設が立ち並び、多くの人が生活している。BRT(バス高速輸送システム)や路線バス、コミュニティーサイクルを導入したマルチモビリティステーションも設置。自動車や自転車でスムーズに移動できる体制が整っている。
豊洲・晴海エリアの都市像を具体的に示した東京都の「豊洲・晴海開発整備計画」(16年3月一部見直し)では、ウオーターフロントなどを対象に連続した歩行者空間の整備を掲げている。20年3月には地元の町会が都知事に、環状2号線下のトンネルと晴海5丁目地区に隣接する都有地を使った歩行者ネットワークの構築を要望した。
現在、2号線下のトンネルはフェンスでふさがれていて通行できない。晴海5丁目の開発対象地区は更地になっている。26、27年度の工事でトンネルの通行を可能にする。環状2号線付近は高低差がある。エレベーターを設置し、バリアフリー化する。2号線と周辺地域をつなげるスロープも建設し、歩行者と自転車がスムーズにアクセスできる環境を整える。









