東京理科大、清水建設、積水ハウス/非構造サステナブル建材の開発で協働

2026年7月23日 企業・経営 [3面]

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 東京理科大学と清水建設、積水ハウスは、サステナブル建材の開発方針と評価手法を話し合う研究会を立ち上げた。多岐にわたる非構造部材を対象に、二酸化炭素(CO2)排出量を低減する観点で評価手法と建材リサイクルの方向性を検討。年内にサステナブル建材の開発方針を固める。幅広い大学や建設会社、住宅・建材メーカー、建材メーカー、業界団体らとも連携。業界横断型のプラットフォームを構築し、サステナブル建材の研究開発と普及を推し進める。
 名称は「サステナブル建材の開発と評価に関する研究会」。東京大学大学院新領域創成科学研究科社会文化環境学専攻の清家剛教授が主査、東京理科大学創域理工学部建築学科の兼松学教授が幹事に就いた。清水建設が非住宅分野、住宅分野は積水ハウスが幹事を務める。産学官で建築・住宅・都市分野の研究開発を協働し、ゼネコンら92社・団体が正会員として参画する「建築研究開発コンソーシアム」(福山洋会長)内に設置した。
 研究会で議論する当面のテーマとして、▽建材の省CO2化に向けた技術・評価手法▽建材廃棄物の実態把握、建材のリサイクル性、再資源化を高める設計・材料選定▽建材メーカーや施工者らの建設関連事業者が連携しやすい仕組み▽サステナブル建材の普及に向けた課題整理▽住宅・非住宅分野に共通する評価軸の検討-の五つを想定する。
 建築分野では、気候変動や資源枯渇・高騰などの影響を背景に、建設業ら関係各社が脱炭素化やサーキュラーエコノミー(循環経済)移行に向けた取り組みに力を注いでいる。建材製造時のCO2排出量削減や再生原材料由来の開発などが重要課題になっている。
 ただ建材は種類が多岐にわたり、関係するメーカーや建設会社など幅広くある。そこでサステナブル建材の開発や普及を企業単独ではなく、業界横断の協働によって知見を結集し、研究開発と実装を促す仕組みとして研究会を立ち上げた。
 引き続き同コンソーシアムも通じ、大学や建設会社など多岐にわたる関係機関の参加を呼びかける。隔月で議論を重ね、12月にサステナブル建材の開発方針や提言を発表するシンポジウムの開催を予定。30年代には研究会を業界横断の研究開発プラットフォームにブラッシュアップするとともに、サステナブル建材の本格普及を視野に入れる。