政府/戦略産業クラスター/半導体、洋上風力など7地域13件の計画策定

2026年8月7日 行政・団体 [2面]

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 政府は、成長投資を促す「戦略産業クラスター計画」の策定状況をまとめた。半導体、洋上風力などに関した7地域・13件の計画がある。北海道地域は半導体、ロケット・射場、洋上風力の三つの計画をまとめた。策定は2040年度までに370兆円超の官民投資を目指す政府の取り組みの一つ。必要なインフラ整備をはじめ設備投資を促すための基盤整備が進められる。
 日本成長戦略、地域未来戦略に基づき、国主導の戦略産業クラスター計画と、地方自治体主導の「地域産業クラスター計画」「地場産業成長プラン」を策定する。戦略産業クラスター計画には、政府の戦略17分野にある62の「主要な製品・技術など」の取り組みを盛り込む。
 政府は7月31日に「地域未来戦略に関する関係副大臣等会議」を開くとともに、地域未来戦略の取り組みを高市早苗首相に報告。計画の策定状況などを明らかにした。
 戦略産業クラスター計画を策定したのは▽北海道▽東北▽千葉県成田空港周辺▽近畿▽瀬戸内▽広島県内▽九州-の7地域。東北は半導体、洋上風力、成田は航空、近畿はロケット・射場、空飛ぶクルマ、バイオ・先端医療、瀬戸内は次世代船舶、広島は半導体、九州は半導体、洋上風力で、北海道の三つを合わせて13件の計画がある。
 先端半導体・AI産業を集積するためのインフラ整備(北海道)、NAND型フラッシュメモリ製造の競争力を高める浄水場整備(東北)、神戸港の機能強化(近畿)、産業用地・港湾整備(九州)などの取り組みが挙がっている。計画に位置付けた取り組みは、27年度予算の編成過程で、要求額の上限がない「『強く豊かな日本』投資枠」で経費を手当てし、投資を呼び込む取り組みを促す。
 地域産業クラスター計画は、特定の産業分野の成長を地域ごとに促すのが狙い。地場産業成長プランには、地域の産業の価値の向上や販路開拓などの取り組みが入る。会合では▽千葉県▽山梨県▽岐阜県▽徳島県▽北九州市▽熊本県-の地域産業クラスター計画と、▽京都府亀岡市▽新潟県燕市▽奈良県下市町▽鳥取県-の地場産業成長プランが報告された。
 千葉は資源・エネルギー安全保障・GX分野の計画を策定した。千葉市から富津市北部までの京葉臨海コンビナートに拠点のある石油、ガラス、製鉄、化学関係の企業が連携し、GX産業の創出、水素・アンモニアの利用、二酸化炭素の回収・貯留(CCS)のための共同のインフラ整備などを進める。自治体が策定する地域産業クラスター計画、地場産業成長プランは8月中に順次公表していく。