夏休みを終えて久しぶりの学校に向かう小学生が、通学路を楽しそうに、でも慎重に歩いているのを見かけた。先日降った大雨で歩道が損傷してしまい、鋼製のガードレールで仕切った車道が仮の通学路になっているためだ▼今までの歩道は、水路のふたになっていたコンクリート板が陥没し、通行止めのまま。雨水に運ばれて堆積した砂が風に舞うこともあって、通学路は大雨の爪痕がいまだに残る▼2027年度予算概算要求で、気象庁は線状降水帯と台風の予測精度の向上などに11・4億円を盛り込んだ。重要分野の経費を計上する「『強く豊かな日本』投資枠」からの要求や、金額を示さない事項要求もある▼次期の静止気象衛星や、陸上・海上の水蒸気観測などで得た情報の処理能力も高める。予測技術をレベルアップすることで、線状降水帯なら半日前に大雨の可能性が高い市町村を把握するような環境を整えていく▼日本の南海上で発生した台風24号が北上してきた。日本列島上空の秋雨前線に湿った南風が入りやすく、大雨が続く予報が目立つ。観測・予測の取り組みに期待しつつ、この週末も地域の安全を願いたい。








