錢高組/ウガンダで地域貢献/住民と協働し道路補修

2026年9月9日 企業・経営 [3面]

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 錢高組がウガンダで施工中の農業土木工事に関連し、道路再生などの地域貢献に力を注いでいる。途上国の道路整備を支援するNPO法人の道普請人(京都市下京区、木村亮理事長)と協働。住民とも協力し、未舗装だった同工事現場周辺で土のうを活用した手づくりのコミュニティー道路を約300メートル整備した。
 8月14日に現地で活動完了を記念する式典が開かれた。国際協力機構(JICA)の大崎光洋ウガンダ事務所長ら多くの来賓も出席。錢高組の担当者が道路補修事業に参加した住民に修了証書を手渡した。
 同社は、ウガンダのブランブリ、クウェーン両県にまたがるエリアで「アタリ流域地域灌漑(かんがい)施設整備計画」を施工中。無償資金協力事業でJICAは実施機関、ウガンダ農業畜産水産省が事業主となって展開。2027年1月までの工期を予定する。
 コミュニティー道路の整備に参加したのは、地域の水利組合加入者から選ばれた約50人。このうち3分の1以上を女性が占める。赤土を安価で調達できる土のう袋に詰め、系統的に敷設・転圧して軟弱地盤を強化する工法を採用した。住民自身の手による整備と維持管理を可能にすることに主眼を置いた。参加者には1日当たり1万5000シリング(約600円)の手当を支払い、雇用創出にも貢献している。
 道路整備以外にも多様の地域貢献活動を展開。住民を対象にした家計の金融リテラシー教育に加え、燃料効率に優れた省エネタイプのかまど建設や地域の森林回復を目的とする植樹活動でも協働した。
 アタリ流域地域灌漑施設整備計画は、錢高組にとってウガンダで5件目の施工となり、直近の7月には無償資金協力事業の「カルマ橋架け替え計画」も受注した。今後も現地のインフラ工事と共に、さまざまな伴走型の地域貢献活動を通じ事業効果を最大限高めていく。