近畿整備局/猛暑対策加点評価、初の試行工事を公告

2026年9月15日 工事・計画 [10面]

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 ◇大阪湾岸道路西伸部ポートアイランドPM3基礎入札公告
 近畿地方整備局は、15日に一般競争入札(総合評価方式)を公告する「R8大阪湾岸道路西伸部ポートアイランドPM3基礎工事」で、同局初となる「技術提案評価型(猛暑対策評価S3タイプ)」を試行する。開札は2027年1月22日。既製杭工の施工が猛暑期間にかかる予定で、現場条件を踏まえた施工方法・施工計画の工夫による作業時間の短縮を技術提案として求め、その効果を評価する。
 工事種別は一般土木B。工事場所は神戸市中央区港島地先で、主要工事として鋼管ソイルセメント杭(径1500ミリ×長さ36メートル)42本を施工する。工期は工事開始日から274日で、着手期限は27年3月17日。
 既製杭工は掘削・立て込みを開始すると中断が難しい。猛暑下での施工では、熱中症などの健康被害を防ぐため、作業時間を適切に管理する必要がある。
 指定テーマは「猛暑期間の施工時間を短縮する方策およびその留意点」。提案する方法・工夫の適切性、履行確実性、効果(時間)などを総合的に評価し、配点は15点とする。
 定量的な効果は、7、8月の午前10時~午後4時(うち1時間は休憩時間)を対象に、提案によって標準作業時間から作業時間を短縮できる場合を優位に評価。適切性・履行確実性については、作業時間を短縮する具体的な手法が示され、十分な裏付けがある提案を評価する。
 近年、夏季の猛暑が厳しさを増し、現場作業員の安全確保と生産性維持が課題となっている。今回の試行は国土交通省が25年12月に「猛暑対策サポートパッケージ」に盛り込んだ取り組みの一環となる。