築30年を超える自宅のマンションは、外壁の塗装が劣化し、あちこちで水漏れも起こっていた。雨が多いこの季節。被害が拡大しては生活環境だけでなく、資産価値にも影響しかねない▼小欄が管理組合の総会前に修繕を提案した結果、管理会社が複数のリフォーム会社から相見積もりを取ってくれた。早急に対応してもらったこともあり、総会を経て大規模修繕が決まった。老朽化を何とかしたかったのはもちろん、修繕のタイミングを逃してはならない事情があった▼それが資材や人件費の高騰だ。中東情勢の影響で塗料や防水材といった石油製品の値上がりが顕著で、〈1カ月先の価格すら見通せない〉とリフォーム担当者も嘆いていた▼修繕積立金が足らず、借金をしてまで工事費を確保しなければならない事態にまで発展している。修繕を先送りする以外に策はないのだろうか▼いつかは値崩れするだろうが、それを待っていてはいつまでたっても工事に入れない。決断するのは当事者であり、大規模修繕はベストなタイミングだったと納得している。ついでに管理組合の監査役になってしまったが、この際、よしとするか。









