2027年3月に横浜市で開幕する国際園芸博覧会(花博)に向け、花博協会は15日に展示施設の計画や展示内容を公表した。協会が募集していた施設の愛称には約3600人から応募があった。愛称はテーマ館が「ねっこ」、園芸文化館は「いろはにわ」、屋内出展施設が「はなめぐり」に決まった。
「ねっこ」は六つのゾーンで構成し、東日本大震災の津波に耐えた岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」の根株や、2000年の時を超えたハスの種、植物同士が取り交わす不可視のメッセージなどを紹介する。
「いろはにわ」は江戸の植木屋、花屋敷をイメージ。江戸時代に植物の栽培から販売、展示を手掛けた植木屋と、人々の園芸文化の拠点となっていた花屋敷のにぎわいを再現する。
会期中のイベントも一部先行公開した。通期開催の「おまつり歳時記プロジェクト」では、青森ねぶたをはじめとする各地の祭り文化を紹介。神奈川県や横浜市、大阪府泉佐野市などが地域の伝統文化を発信する「自治体参加催事」も予定する。特定日に各国参加者が自国文化を深く発信する「ナショナルデー・スペシャルデー」の実施も公表された。
協会と横浜市がコラボレーションする大阪・関西万博の「大屋根リング」の木材を使った入場チケット「RINGPASS」の発売も決まった。QRコードが刻印されており、大人用通期パスとして使える。価格は5万円(税込み)。2027枚限定販売(18~30日に受け付け)となる。
同日の発表会には、花博協会の会長を務める筒井義信経団連会長、金子恭之国土交通相、鈴木憲和農林水産相、黒岩祐治神奈川県知事らが出席した。大会名誉会長を務める高市早苗首相はビデオメッセージで「脱炭素、生物多様性の確保、循環型経済の実現を内外に発信し、日本モデルの持続可能な社会を示す重要な機会だ。強い経済を構築するための『グリーン技術の産業見本市』としても機能する」と述べた。
金子国交相は「政府も多様なイベントを企画している。7月に開催予定の『グリーンテック集中見本市』では、地球規模の課題解決に向けた最先端技術を発信する。主管省庁として国交省も総力を挙げ、花博を必ず成功させる」と力を込めた。









