老人福祉への関心や理解を深めることも目的に、国民の祝日「敬老の日」が1966年に設定されてから、今年で60年となる▼当初の9月15日はかつて「としよりの日」として定着していた。これが63年制定の老人福祉法で「老人の日」に規定され、その3年後、「敬老の日」の名称で祝日となった▼さて、なぜ9月15日かには諸説あるらしい。一つは兵庫県野間谷村(現在の多可町)で高齢者を敬う「敬老会」が開かれた日であったこと。歴史をさかのぼると、聖徳太子が大阪の四天王寺に悲田院を建立した日であることも由来の一つとされる。悲田院は現在の老人福祉施設のような役割を果たしていたという▼ハッピーマンデー制度の導入で2003年、「敬老の日」は9月の第3月曜日に変更された。今年は21日に当たり、23日の「秋分の日」などと合わせて秋の大型連休となる▼建設現場で高年齢者も安全に安心して働ける環境づくりは重要だ。そして建設業界で言う「敬老」とは、建設業に長年従事してきた人たちを敬うだけでなく、培ってきた経験と優れた技術を尊重し、次代につないでいくことも一つの形かもしれない。








