新潟市は16日、中央区古町の西堀地下施設(通称・西堀ローサ)の今後の活用方策を検討する「あり方検討有識者会議」(会長・佐々木葉早稲田大学理工学術院創造理工学部教授)の3回目の会合を庁内で開いた=写真。会合では、市が示した西堀ローサを再活用する場合の6パターンの内容について意見を交わした。12月21日の次回会合までに、市が11月に予定している大学生を対象にしたヒアリングと、市の別部署が策定中で、次回会合前に素案が出るとみられる古町ビジョンを踏まえて、6パターン別に再活用するに当たり留意しなければいけない点を示す予定。
有識者会議は、西堀ローサの今後の利活用について、市の意思決定を担う機関ではなく、助言するという位置付け。最終判断は市長が行う。
西堀ローサ再活用の6パターンは、▽中央広場を通路として活用して残りは封鎖(初期工事費と30年間の維持管理費を合わせた事業費約135億円)▽全体を通路として活用(約155億円)▽中央広場と7番街を地下街とし、残りは通路として活用(約210億円)▽中央広場と6番街を地下街とし、残りは通路として活用(約210億円)▽全体を地下街として活用するが、当面は中央広場付近を活用(約230億円)▽全体を地下街としてフルリニューアルする(約250億円)-というもの。
市が2024年6月から行っており、現在も意見募集を継続中の事業者サウンディング(対話)調査ではこれまでに不動産会社やデベロッパーなど26者(新潟市内13、県内1、県外12)から意見を得ている。
だが、「中心市街地が駅前・万代・古町に分散しており、大型商業施設がすべて撤退した古町で、再び商業投資が成功するのは難しい」という意見が代表的なものとして挙がっている。このほか代表的なものでは商業施設ではなく「幅広い世代が集える図書館のような機能を持たせてはどうか」「近隣の学生や若者の表現の場として活用してはどうか」という提案もある。
地下街としては本州日本海側では随一の規模といわれる延長約330メートルの西堀ローサの完成は1976年。完成から50年近くが経過し老朽化が進んでいる。駐車場を含めた耐震改修工事は新潟市地下街防災推進協議会(新潟市と新潟地下開発で構成)により23年秋に完了している。
西堀ローサは25年3月末で全テナントが退去して地下商店街の営業を終了し、4月からは通路として利用中。市営の地下駐車場は5月1日から、地下施設全体の活用方法が決定し、それに合わせた改修・更新が行われるまでの間は利用を休止している。
6パターンの再活用策は13日に市から示された。その際にパターン別の事業費も示された。だが、初期工事費と30年間の維持管理費を合わせた金額は約135億~約250億円という費用がかかる。







