埼玉県/中温化混合物事前審査制度、認定取得へ準備加速/実績など調査

2026年10月22日 行政・団体 [5面]

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 埼玉県は、中温化アスファルト混合物を使用する場合に試験練りなどが省略できる「事前審査制度」で、認定取得の準備を加速する。制度の対象にふさわしいかを決める事前審査委員会に提示するため、県としての基準類を整備。土木工事全般のルールをまとめた「土木工事実務要覧」にも盛り込んだ。現在は適用実績などを調査中で、準備が整い次第、審査委に申請する考えだ。
 事前審査制度の認定は千葉県や東京都などで進むが、埼玉県では認められておらず、発注工事ごとに基準試験や試験練りを行っている。受発注者の負担軽減や安定した品質の製品を使用できる点で、業界団体からは中温化アス混合物の認定を望む声が根強い。
 県は事前審査制度の認定に必要な中温化アス混合物の品質や使用時のルールを定めた基準を整備した。4月に改定した同要覧にも基準を明文化している。現在、発注工事での使用実績などを調査。国や自治体で構成する「アスファルト混合物事前審査委員会」に申請手続きを行うための準備に取り組んでいる。
 埼玉アスファルト合材協会(中原誠理事長)によると、会員が保有する28工場のうち、機械式フォームド装置で中温化アス混合物を製造できるのは18工場という。東京への出荷だけでなく、県内の一部地域でも実績が拡大している。