鹿島/CO2をコンクリに吸収させる装置を海外初導入、検証開始

2026年10月30日 技術・商品 [3面]

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 鹿島は二酸化炭素(CO2)をコンクリートに吸収・固定する取り組みを海外でも展開する。CO2の吸収・固定に使う装置を海外で初めて、マレーシアのプレキャストコンクリート工場に導入した。技術の本格展開を見据え、気候条件などを検証しながら試験製造する。
 プレキャストコンクリート(PCa)部材メーカーのJOE Green(シンガポール、ブディマンウィジャヤ最高経営責任者〈CEO〉)がマレーシア・ジョホール州に保有する工場に9月から導入した。
 装置の名称は「Carbon Lock(カーボンロック)」。鹿島の独自製品であるCO2吸収固定コンクリート「CO2-SUICOM(スイコム)」で培った技術を活用して開発した。CO2を充満させた槽にコンクリート製品を入れ、CO2を吸収・固定する。CO2の封じ込めで重要になる温度、湿度などがタッチパネルで設定・自動制御できる。槽へのCO2注入量と残存量などを基に、CO2固定量を算定できる仕組みだ。
 鹿島は国内でCO2吸収・固定の取り組みを拡大してきた。並行してPCa部材工場などへの装置導入と、海外展開の検討を進めてきた。今後は現地の運用条件に応じた知見を蓄積し、海外での本格展開を目指す。